システムエンジニアのやりがいって?仕事の楽しさを感じる瞬間を7個伝えます

私は現役システムエンジニアとして十数年携わっており、過去様々な現場に常駐してきました。
その中できつかった仕事を通して体験した楽しさややりがいだったことについて紹介したいと思います。

システムエンジニアのやりがい①:プログラムを作成し、実際に製品が動作した時

システムエンジニア初期の頃に多いですが、自分が作成したプログラムをシステムや製品に組み込んで正常に動作した時です。
特に最初の頃は感動を覚えました。
実際に開発現場で行うプログラムは学校や習い事などで学んできたものとは段違いに難しかったりします。
その分かなりの残業を行ったのはつらかったですが、その困難さからくる達成した時の喜びは大きなものでした。

システムエンジニアのやりがい②:自分しか知らない、自分が重要ポジションにいた時

同じ現場が長くなると当然その現場で扱っているシステムの理解が深まり、任されるポジションが重要なものになってきたりします。
ある時大きめの機能の担当になったことがあります。
もちろんそのことで困難も増えて残業も多くなってしまいましたが、自分がその機能を左右しているという達成感を味わうことが出来ました。

システムエンジニアのやりがい③:不具合発見において大いに力を発揮、先方のリーダーに覚えられていた事

新人の時ですが開発後半でシステム試験チームに割り振られました。
不具合を一日100件見つけろと半ば冗談で言われ、「なら不具合をたんまり見つけてやろうじゃないか!」と逆に気持ちを奮起させました。

そして半年以上後の打ち上げ会でたまたま客先の偉い人が私の席前になりました。
自己紹介したところ私の名前を聞くやいなや「君か!毎回厄介な不具合を起票してきたのは!笑」と言われました。
あの時起票された不具合はどう処理するかリーダー達とこの方を含む客先の偉い人達が毎日ミーティングして決めていました。
起票者の名前は表示され、起票の多さや内容の厄介さ(不具合内容なのでほめ言葉です)から私の名前は憶えられていたという事です。
この瞬間、あの時の頑張りが報われた気がしました。

システムエンジニアのやりがい④:頼りにされていた楽しさ

とある現場の終了時に「一の指示でこちらの意思をくみ取って十のことをやってくれる」と客先の人に言われたことがありました。
現場最後の日でしたがこのような感謝される嬉しさがあります。
もちろん頼られていたので、色々な相談も受けたりと楽しくやりがいのあるものでした。

システムエンジニアのやりがい⑤:色んな人と仕事が出来る

現場にはもちろん他の技術者がおり、一緒に仕事をしていくことになります。
その技術者のスキルや仕事っぷりを垣間見ることが出来、役職などのポジションでどのような仕事をしているのかも見ることが出来ます。
これらのことから、この業界内における視野を広げることができます。
また一緒に飲みに行ったり、プライベートでの誘いを受けるなど、仕事以外の付き合いに発展することもあります。

システムエンジニアのやりがい⑥:過去の開発経験の内容に興味を持たれる

とある現場で日本の有名な某大卒の人と仕事したことがあります。
お昼など一緒に行くことがあったのですが、そこで過去の自分の業務の話をすると興味深々で耳を傾けられたことがあります。
過去の業績にちょっとした優越感に浸ることが出来ました。

システムエンジニアのやりがい⑦:エンジニア仲間が出来る

私が新人で入った現場で、客先にも新人となる技術者が入ってきました。
つらい仕事の中、お互い能力面や立場なども近いことから意気投合し、仕事終わりに飲みに行ったり、休日にスノボに行ったりと公私の付き合いに発展しました。
意気投合出来る仲間が見つかるかは運の要素もあるでしょうが、そのような仲間が見つかれば一つの楽しみとなります。

さいごに

ここで紹介した体験談に共通して言えることは、やりがいを感じるまでに「時間」がかかったという事です。
短期間で得られるようなものではなく、取り組んだ結果そうなったものばかりです。
やりがいを感じたり、報われたと思うのはかなり後になってからで、
現状が辛くて逃げるのは時には良いかもしれませんが、投げ出してばかりいれば達成感を得ることはできないでしょう。
何かの参考になれば幸いです。